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インプラント

インプラントとは

インプラントとは、進行した虫歯や、歯槽膿漏などで歯を失ってしまった後に、その失われた歯を補う人工歯根のことです。
インプラント治療では、あごの骨の中にチタン製のインプラントを埋め込みます。
その後、ある一定の期間(12週間~24週間)あごの骨とインプラント結合するのを待ってから、そのインプラントを土台として利用し、その上に人工の歯をかぶせます。
人工の歯ができたことにより、失われていた噛み合わせが回復します。
インプラントにより、天然の歯とほとんど変わらない感覚で、物を噛んだり、会話を楽しむことができます。(※患者様が感じる効果には個人差があります)
また、すでに入れ歯をご使用の方にもインプラントは有効です。
入れ歯は支えている歯が少なくなると、ガタガタして、硬いものが噛めない場合が多いですが、インプラントを利用してしっかりと固定することができ、噛む力が向上します。

インプラントのメリット・デメリット

■ 歯を失うとどうなるの?

・噛む力が弱くなり、硬いものが噛みづらくなります。

・抜けた歯の、周りの歯が徐々に横に移動を始め、歯並びがずれてきます。

・抜けた歯と噛んでいた反対側の歯が上下に移動を始めます。
特に下の歯が抜けた場合は上の歯が徐々に下がっていきます。

・抜けた歯があった場所のあごの骨がやせ細ってきます。
多数の歯を失うと、顔の輪郭が変わり、 表情が老けて見えることがあります。

■ インプラントをお勧めの方

・歯を失って食事中、上手に噛めない方。

・入れ歯なで食事を美味しく味わえない方。

・歯を失って発音がしづらい方、またそのために会話を控えてしまう方。

・歯が気になって思い切り笑えない方。

・歯を失ってから、ほうれい線など口元のシワが気になる方。

・取り外しの入れ歯を使用することが心理的に苦痛な方。

■ インプラントのメリット

入れ歯やブリッジなどの従来の治療法と比較して、インプラントには多くのメリットがあります。

・健康な歯を削る必要がなく、周りの天然歯に負担をかけません。

・天然の歯とほぼ同じ大きさに仕上がりますので、入れ歯のようにお口の中に異物感を感じることがなくなります。

・入れ歯のように毎日のお手入れが煩雑ではありません。(ただし天然歯と同様に、定期的なメンテナンスが必要です)

・自然に噛むことができ、食事を美味しく食べられるようになったと多くの方が喜んでいらっしゃいます。

■ インプラントのデメリット

・インプラントは保険外治療になりますので、ブリッジや入れ歯に比べると高価です。

・インプラントと骨の結合を待つ期間が必要なため、治療に対する期間は最短でも3~5ヵ月ほどかかります。

・インプラントは通常、インプラント本体と、クラウンと呼ばれる上部構造、その両者をつなぐアバットメントと呼ばれる中間構造の、3つからなっています。

これらはネジ式で留められていることが多く、口腔内での長年の使用により、摩耗、疲労破損を起こすことがあります。
クラウンとアバットメントは交換が可能ですが、インプラント本体にトラブルが起こった場合は、そのインプラントを抜いて再び新しいインプラントを入れる手術が必要になります。
インプラントは一生ものとは言えない理由はそこにあります。
しかしながら大学病院などや研究機関などの長期データによると、インプラントの平均寿命は10年以上が85%とされています。

■ インプラントをお勧めできない方

インプラント治療は、以前と比べるとその適応範囲は幅広くなってきておりますが、次のような方はインプラント治療をお勧めしておりません。

・骨形成不全症と診断されている方

・進行した骨粗しょう症の方

・血液疾患をお持ちの方

・悪性腫瘍のための放射線治療を行っている方

顎骨の炎症を惹起する可能性もあります。

・管理されていない糖尿病をお持ちの方

糖尿病をお持ちでもきちんと管理されている方のインプラント治療を、当院では受け付けております。この場合主治医のご指導のもと手術を勧めさせていただきます。ただし糖尿病はインプラント治療のリスク要因の1つとはなっております。糖尿病に対するインプラントの長期の予後成績はあまり分かっていないのが実情です。
糖尿病の方は当院のインプラント保障システムの適用を除外させていただいております。

・喫煙習慣のある方

喫煙がインプラント治療の予後を左右することは、各研究機関のデータにより確認されております。手術が不可能というわけでもないわけではございませんが、せっかく治療をなさっても、長く機能させることが難しくなるかもしれません。もちろん、残存する歯の歯周病を進行させることや、全身疾患の憎悪につながることもあり、当医院ではこれをきっかけに禁煙をお勧めしております。
喫煙習慣のある方でインプラント治療をご希望の方は当院のインプラント保障システムの適用を除外させていただいております。

 

ブリッジ・入れ歯・インプラントの
違い

■ 隣接する歯を1,2本失った場合

<ブリッジ>

両隣の歯を削って人工の歯をかぶせます。

・噛む際に、削られた歯に負担がかかり傷みやすい。

・歯根のない歯茎は、噛むことによる刺激がないため、次第にやせてしまう。

ブリッジ

<インプラント>

インプラントを埋め込み、その上に人工の歯冠を固定します。

・健康な歯を利用しないため、自分の歯を保てる。

・歯茎に噛む力がかかるので、歯茎を健康に保てる。

インプラント

■ 奥歯を含めて複数の歯を失った場合

<部分いれ歯>

人工の歯を固定するために金属のバネで支えになる歯に固定します。

・金属のバネをかける歯に負担がかかる。

・慣れるまで違和感がある。

・金属のバネが見えて、見栄えが良くない。

・金属のバネの間に食べ物が詰まりやすく、丁寧に掃除をしないと、 虫歯や口臭の原因となる。

部分いれ歯

<総入れ歯>

人工の歯(入れ歯)を歯茎全体にかぶせます。

・入れ歯がぐらついたり、ずれたりする。

・硬いものが噛めない。

・入れ歯が舌を塞いで、味がわからない。

・食べ物が入れ歯と歯茎の間に挟まり、痛む事がある。

総入れ歯

<インプラント>

複数のインプラントを埋め込み、人工の歯を固定します。また、人工の歯を両隣のインプラントで支えることもできます。

・インプラントは時間の 経過とともにあごの骨と結合するため、歯を支える力は健康な歯とほとんど変わらない。

・単独で処置するので、健康な歯をそのまま保てる

外観も機能も天然の歯と変わらない感覚が得られ、違和感がない。

・インプラントは顎の骨に固定されるため、ぐらつかない。

インプラント

インプラント

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れです。

1. カウンセリング

カウンセリング → 歯科医による診察 → レントゲン検査と写真撮影などにより資料作製をします。

インプラントのみでなく可能な治療法はすべて説明し、その中でご自身にあった治療法を医師と相談のうえお選びいただけます。

インプラントのみを無理にお勧めすることはありません。

2. 治療計画と治療方法のご説明

資料をもとに、インプラント治療の方法、治療費用の見積もり、治療期間の流れをご説明します。
インプラント治療を受けることが決まったらCT撮影もしていただきます。
CT画像を分析し、インプラントの適応の診断、インプラント体の選択、埋入の計画をご説明します。
インプラント治療に向けて、お口の中を健康で清潔な状態にするため、歯周病治療や虫歯治療が必要な場合は、インプラント前に治療を行います。

3. インプラント体埋入

インプラント手術当日は、まずお口の中のクリーニングをします。
その後、局所麻酔をします。
麻酔が効いたら顎の骨にインプラント体を埋入します。
歯科医師と、歯科衛生士がチームとなってインプラント手術を行います。
翌日は消毒のためにご来院下さい。
約1週間後、抜糸をします。

4. インプラント体と骨の結合期間

インプラント体の埋入が出来たら、インプラント体と骨が結合するまで待ちます。
下顎は緻密骨といって硬い骨をしているので、早く結合します。下顎の場合は2~3カ月待ちます。
上顎の骨は、海綿骨といって下顎に比べて柔らかい骨です。
そのため、しっかり結合するまでに下顎より時間がかかります。
上顎の場合は3~6ヶ月待ちます。
インプラント体と骨の結合状態を、レントゲン写真で確認し、次の段階に移ります。

5. 上部構造(かぶせ物)を入れる。

インプラント体と骨がしっかり結合したら、インプラント体に歯の頭にあたる部分(アバットメント)を装着し、型を取って上部構造(かぶせ物)を入れます。
おめでとうございます!
これで、いよいよ歯が戻って来た感覚を取り戻すことができます。

6. メンテナンスの開始

インプラントを長持ちさせるための大切なステップが始まります。
インプラントを入れたら、自分の歯のように手入れがいらない、と勘違いしている方がいらっしゃいます。
でも考えてみて下さい。
天然の歯に替わるものとしてインプラントは開発されたのです。
天然の歯に勝るものはないですから、インプラントも歯と同じように、お手入れが大切です。
歯みがきや定期検診を怠ると、歯ぐきとインプラント体の間から細菌の感染が起きてしまいます。
インプラントは3回目に生えてきた歯だと考えて、毎日のブラッシングと3ヶ月ごとの定期検診をしっかり受けましょう。
お口の中には残っている歯もあり、インプラントとの咬み合わせのバランスを定期的に診断する必要もあります。
喫煙習慣や暴飲暴食など、全身の健康を損なう恐れのある生活習慣にも十分に気をつけましょう。
歯を失った不自由さ、悲しみが、今後の健康な生活習慣に繋がるきっかけとなったら、インプラント治療は単に歯を取り戻す以上の意味を持つでしょう。

 

わかりやすい料金見積書と
治療計画のご提示

当医院では、長期にわたる使用に耐えるインプラント体・器材・システムを採用しております。
治療費用は明確にご説明し、患者さまそれぞれににあった治療計画をご提案しております。
御見積書により事前に明確に料金を提示いたします。

オリーブ歯科クリニックではインプラント治療をご希望の患者さまに、詳細な御見積書を作成いたします。
お支払い方法をお選びいただけます。

現金でのお支払い以外にもクレジットカード、デンタルローンがご利用いただけます。

■ 御見積書により事前に明確に料金を提示

オリーブ歯科クリニックではインプラント治療をご希望の患者さまに、詳細な御見積書を作成いたします。

■ お支払い方法をお選びいただけます。

現金でのお支払い以外にもクレジットカード、デンタルローンがご利用いただけます。

クレジットカード

 

インプラントは
医療費控除の対象となります。

当医院では、長期にわたる使用に耐えるインプラント体・器材・システムを採用しております。
治療費用は明確にご説明し、患者さまそれぞれににあった治療計画をご提案しております。

■ インプラントは医療費控除の対象となります

・インプラント
・金歯などの高価な材料を使用した治療
・総入れ歯
・発育段階にある小児の歯ならび矯正
自費治療費用については、医療費控除の対象になります!

■ 医療費控除の対象とならないものの例

・ホワイトニング
・歯ならび矯正のうち、大人が美容整形のために行うもの
治療ではなく、美容目的のものは医療費控除の対象外となります。
治療目的であれば、自費治療でも、高額でも、医療費控除の対象です。
また、通院にかかる交通費(タクシー代など)も医療費控除の対象となります。

 

保証制度

充実の最高10年保証 万が一があっても何回でも再治療いたします。 インプラント〔フィクスチャー〕に関しては、最高10年保証。
(万が一10年以内に抜けてきた場合には、無償にて再埋入させていただきます。)
上部構造の保証期間は 、上部構造装着後5年間となります。
(ただし、修理等の原因が明らかに患者さまにある場合は実費にて処置させていただきます。)

CT検査とコンピュータ解析システム

インプラント(人工歯根)治療を適切に行うためには立体的な画像診断が大変有効で、より精密な治療を可能にします。
当クリニックでは、国内で最も低被爆線量クラスのCTを導入しています。
従来のレントゲンでは、2次元での診断しかできませんでしたが、CTを使うことで3次元でのより正確な診断、最適な治療計画をご提案しています。

※受付は終了時刻の30分前までとなっております。